文化の秋ですね

信栄商事の小淵です。

私の住む地域は、県庁所在地でありながらも市街化調整区域ということもあり、田んぼや畑がまだまだ残る、程よく田舎です。

この地域の特徴として、新たな住宅が建ちにくいことに反比例して、福祉に関わる事業所や施設などが古くから多く存在することが挙げられます。

地域的に福祉に理解が深いのか、高齢者施設や障がい者施設などの地域資源が住民の数に比して多いように感じます。

その地域資源の一つに、群馬県立前橋高等特別支援学校があります。

この学校は、知的障がいをはじめ、発達障がいなどの障がいを持つ生徒が通っています。高等特別支援学校とは、将来の生活を見据えながら、基本的な生活習慣や社会性を身につける授業目標を立てたり、職業教育や自立活動を重視した教育課程を編成しており、多くの学校が職業教育に重点を置いたカリキュラムを編成して専門的な教育を実施しているようです。

その前橋高等特別支援学校では、毎年文化祭が開かれ、地域住民に学校を解放し、生徒の日頃の授業の成果の発表の場としています。

私自身もこの文化祭をとても楽しみにしており、今年も先週末に娘と義母と共に訪れました。毎年、生徒が授業の中で生み出した陶製品や野菜などを見て周り、気に入ったものを購入しています。今では、家庭で使うほとんどの食器がこの学校の生徒が製作した陶器になっている様子です。

多様性という言葉が多く聞かれる今日ですが、実際にこのような機会に触れると、様々な能力を発揮する若い力を応援したくなります。

皆様もまた、来年のことになりますが、機会があれば是非訪れてみてくださいね。